活動報告

  • 2024年03月22日

    9月定例会の質問内容を抜粋して、以下に紹介したいと思います。

    件名1.ホール等文化施設のあり方について

    ①(質問) あり方に係る検討の経緯と現状について

    これまでの検討経過と現状について伺う。
    ①(答弁)平成31年2月、関係課で構成する「市民会館等文化施設のあり方検討庁内会議」を設置し、調査検討を進めています。これに加え、令和4年8月には、有識者や公募委員をメンバーとする「ホール等文化施設のあり方に関する検討委員会」を設置し、5回に渡る検討を経て、令和5年5月、市に対する提言書を頂きました。
     その後、検討を経て、「ホール等文化施設のあり方に関する基本方針(素案)」を作成のうえ、6月1日から20日まで市民政策コメントを実施したところです。
    現在は、基本方針の確定に向け、庁内会議において検討を続けているところです。

    ②(質問)市民政策コメントの概要について
    市民政策コメントの結果については、コメントがわずか49件であったこと、また、施設の集約に係る意見も少なく、小ホールの整備や旧市役所跡地の立地などに係る意見が寄せられた。文化施設の方向性に係る概要等を示せば、再編拠点施設に係る意見が多く寄せられたはず。この結果をどのように評価されたのか。
    ②(答弁)49件のうち、施設の縮減を前提とした新たな施設の整備に関して、機能・規模に関する内容を含むものが47件で最も多く、次いで、位置に関する内容を含むものが16件でした。既存施設の縮減を前提とした新たな施設の整備、という方向性そのものに関しては、否定的な意見が4件あったため、概ね肯定的に捉えていただいたものと受け止めています。

    ③(質問)基本方針の策定について
    市民政策コメントの意見の中に、文化芸術の振興、集客力の向上、中心拠点及び市全体の活性化などに関する意見があった。基本方針の策定にあたり、これら市民の意見をどのように反映させていくのか、所見を伺う。

    ③(答弁)
    この度の市民政策コメントで寄せられたご意見などについても、今後の検討において参考としたい。今後の検討を進める基本的な考え方として、まず、新たな施設の建設候補地に関しては、今後さらに検討を行ったうえで基本方針の中に盛り込みたい。また、施設の機能・規模に関しては、このたびの基本方針の確定後、新たな施設の整備に関する具体的な構想・計画を策定する段階で、導入する機能やそれぞれの規模などの検討を行いたい。

    ④(質問) 立地について
    旧市役所跡地を候補地とする意見が割合として多く寄せられているが、当該場所はオープンスペースとしての整備が進められている。齟齬が生じると危惧するが、この点について、お考えを伺う。
    ④(答弁)ホール等文化施設の再編を進めるにあたり、総合的に勘案しながら、立地、機能、規模などを決めていくことが必要です。旧市役所本庁舎跡地は、多くの市民の皆さんのご意見を踏まえつつ、専門家委員会などにおける3年あまりにわたる検討を経て、防災機能を備えた緑地、イベント広場等としての整備を進めることとしており、新たな施設の建設候補地としての可能性は低いと考えます。

    ⑤(質問) 基本方針の策定日程について
    スピード感を持って進めていただきたい!!
    新年度予算に関連経費を計上するためには、年内に策定することが必要であると考えますが、市長の決意を伺う。
    ⑤(答弁)市民会館や福祉文化会館など、既存施設の老朽化は年々着実に進行しているところであり、早期に対応が必要です。
    これまでの市議会における議論や関係団体などからの要望、また検討委員会からの提言、さらにはこの度の市民政策コメントで寄せられた意見などを踏まえ、新たな文化施設への期待も高まってきていると感じている。こうした点を踏まえ、本市としても年度内のできるだけ早い時期に基本方針を確定し、切れ目なく来年度以降の具体的な検討につなげていきたい。

    件名2.鳥取市役所から鳥取城跡までの市街地整備と振興計画について
    ①(質問)鳥取市中心市街地再生本部について
    鳥取市中心市街地再生本部の役割として、中心市街地活性化のためのさまざまな取り組みの調査・検討、調整を行うこととなっている。6月定例会以降の取り組み状況を伺う。
    ①(答弁)新たに鳥取駅周辺活性化特別部会を設置し、鳥取駅周辺の現状や課題の整理を行いながら、再整備の方向性について本市の考え方をまとめ、再生本部で情報共有し、官民連携の鳥取駅周辺再整備に関する検討組織であります「鳥取駅周辺リ・デザイン会議」において、再整備の骨子として提案説明を行った。

    ②(質問) 生活基盤の充実について
    トスク本店を含む閉店問題に、鳥取市はどのように対応してきたか。
    ②(答弁)本年2月に、本店を含むトスク全店舗の閉店方針が明らかとなって以降、本市は、市民生活への影響を最小限に抑えるため、様々な対応を行った。閉店方針を把握後に、直ちに情報収集を開始し、庁内で情報共有を図るとともに、買い物環境確保や物流、農林水産などのトスク関連部局を中心に協議を行いながら、日々刻々と変わる情勢に対し、組織横断的に対応してまいりました。
    引き続き、関係機関と連携し、状況把握に努めるとともに、地域の要望などに丁寧に対応しながら、市民の皆様の不安解消に努めて参ります。

    ③(質問) 2核2軸という概念について
    市街地の整備改善および、都市部における福利施設の整備などに代表される都市機能の集積のための、中心市街地活性化事業の合言葉である。残念ながら中心市街地の現状は、相対的に活力の低下を見せている。特に2軸のうち、旧袋川以北エリアでは、市役所移転に伴い、人通りも減少した。また、空き店舗も増加。この様な危機的な現状におかれ、今後の考え方として、どう中心市街地を活かすのか、活性化を目標に、どのように取り組まれるのか、尋ねる。
    (答弁)中心市街地を取り巻く環境は、大変厳しい状況にある。今までにない発想で、思い切った対策を講じていくことが重要であると考えています。今後の取り組みとしては、リノベーションによる空き店舗等の利活用や、ARを活用した回遊性の促進、そして鳥取駅周辺の再整備など、第4期鳥取市中心市街地活性化基本計画を踏まえた各施策を着実に進めていくとともに、地元関係者や各界の専門家の皆さん力を合わせ、知恵を出し合い、この難局を乗り越えていくための施策を検討、実施していきたい。

    件名3.水害について
    (質問) 7月と8月の大雨について
    被害のうち、林道損壊について、7月の3路線、8月の26路線について、応急復旧作業の対応箇所と今後の予定について聞く。
    (答弁)本年7月12日から13日にかけての豪雨による林道被害に関しては、マニ山線、十神線、箭渓線、神の谷線において路面や水路の土砂撤去等
    8月15日の台風7号による林道被害に関しては、毛無山線、篭山線、佐谷小畑線、鳥取中央線、滝谷線、河合谷線、福地荒舟線において土砂撤去等を行っている。補助災害に関しては年内に災害査定を受けたうえで年明けから速やかな復旧を進め、単独災害に関しましては、議会の承認を頂いたのち、早期の復旧を図りたい。

    (質問)内水対策について
    湖山池河口付近の長柄川と枝川に挟まれた地域について、令和3年9月定例会で質問した。令和5年8月までどのように対応されたのか、また今回の大雨以降の対応方針を伺う。
    (答弁)松原団地汚水管侵入水の調査は、令和3年9月15日から16日にかけて松原団地周辺から枝川上流域まで調査を行い、桝蓋の破損箇所や、マンホール目地からの侵入水が確認されたため、同月中にそれらの修繕をおこなった。
    その後、本年7月13日の大雨時には河川等も溢水する中、家の排水が悪いと連絡が入り、バキューム車による対応等に合わせて、改めて周辺の現地確認を行いましたが、原因の特定にいたりませんでした。8月15日の大雨時にも現地確認を行いましたが、河川等も溢水はなく、汚水管も通常の水位であり異常は確認されませんでした。
    これらの状況から汚水管の溢水は、河川等の溢水に影響を受けていることが判明しましたので、今後は河川等の溢水時に、継続して調査を行い、課題解決に努めてまいります。

    以上です。